SPFについて
SPFはドメインのDNS情報のTXTレコードとして設定されます。
メールの送信先メールサーバーがSPFでの認証方法を採用している場合、送信者アドレスのドメイン部分を参照し、DNS情報と照合した上で正しいネットワークから送信されたものかどうかを判別します。差出人メールアドレス詐称によるSPAMメール発信を防ぐ手段のひとつとなります。
(ただし、すべての送信先メールサーバーがこの方法を導入しているわけではございません。SPFを採用してない送信先メールサーバーの場合はSPF設定内容に関わらず、どちらも同じ形でメールが処理されます。)
TXTレコードに記載される形式は
IN TXT "v=spf1 +a +mx +ip4:44.200.122.214 +a:mail.example.jp +mx:mail.example.jp ~all"
となります。
DKIM(DomainKeys Identified Mail)について
DKIMもSPFと同様にドメインのDNS情報のTXTレコードとして設定されます。
DKIMはメールを送信する際にサーバーで電子署名を行い送信します。
受信側サーバーが電子署名を検証することで、送信者のなりすましやメールの改ざんを検知します。
電子署名の検証に必要となる公開鍵はDNSサーバのTXTレコードで公開されます。
受信者サーバーは受け取ったメール中の署名者に関する情報からドメインを特定、DNSサーバへ問い合わせることで公開鍵を取得し、なりすましや改ざんを判断する、という動作になります。
DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)について
DMARCもドメインのDNS情報のTXTレコードとして設定されます。
DMARCは、SPF/DKIMを利用したメールのドメイン認証を補強する技術です。
ドメイン認証失敗時にのメールの処理を、送信側が受信側に対して表明する仕組みです。
受信者は認証に失敗した場合にDNS情報から送信者のポリシーを参照し、メールの処理を決定します。
ページの説明
項目 |
説明 |
現在の設定 |
未設定か設定中かを表示します。 |
設定する |
未設定の場合は「設定する」、
設定中の場合は「設定を変更または上書きする」「設定を解除する」の選択となります。
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許可設定 |
- 「4StarsServerからのメール送信のみを許可」
- 4StarsServer指定のメールサーバーおよびWEB MAIL、WEB MAIL MOBILEのみをメールソフトでSMTPサーバーとして設定している場合はこの設定をお選びください。
- 「4StarsServerと指定の外部サーバーからのメール送信を許可」
- 4StarsServer指定のメールサーバーとWEB MAIL、WEB MAIL MOBILE以外に例えばインターネット接続プロバイダやフリーメールアドレス等、外部のメールサーバーをSMTPサーバーとしてメールを送信することのある場合等はこの設定を選択して、外部メールサーバーのIPアドレスまたはホスト名(あるいは両方)を入力してください。
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「4StarsServerと指定の外部サーバーからのメール送信を許可」の入力画面
「4StarsServerと指定の外部サーバーからのメール送信を許可」を選んだ場合は、IPアドレスに外部サーバーのIPアドレス、またはホスト名に外部サーバーのホスト名、あるいは両方を入力してください。
注意事項
- 誤った設定で相手先サーバーでメールが正しく処理されなかった場合でも当社では責任を負いかねますので、各設定の仕組みに関してお客様ご自身で十分ご理解いただいた上での設定をお願いいたします。