SPAMメール設定は複数の方法で設定ページにアクセスできます。
- 【PCの場合】
- 1)サイトマネージャ > メールアカウント >
>
- 2)Webメール >

「SPAMメール設定」は、メールサーバーに着信したメールを迷惑メール判定する機能です。
「SPAMメール設定」を利用することで、特定のメールアドレスやドメイン名などを強制的に迷惑メールとして判定し処理を行うことができます。
4 Stars Serverではメールサーバに着信する前に、ネットワーク機器で迷惑メール判定を行っています。ネットワーク機器での迷惑メール判定は、RBLに登録のメールサーバーからのメール送信でないか確認を行っています。RBLに登録されていた場合には、迷惑メールの配信としてみなし、強制的に迷惑メール判定を行います。
「SPAMメール設定」は、ネットワーク機器での迷惑メール判定(強制)とメールサーバーに着信したメールの2つに対し、処理を行います。なお、ネットワーク機器で判定されたメールに対しては、強制的に迷惑メールとして処理されるため、「SPAMメール設定」で指定したセーフアドレスやセーフドメイン機能は有効に働きません。
[画面例]

項目別の説明
SPAMチェック
SPAMチェックを行うか行わないかの設定です。

- 選択:ON(SPAMチェックする) / OFF(SPAMチェックしない)
- OFFにした場合は以下の全ての項目が表示されず、SPAMチェック機能がOFFになります。
- ONにした場合は、「ネットワーク機器で迷惑メール判定」と「メール受信サーバーでのSCORE判定」が有効になります。「ネットワーク機器で判定された迷惑メール」は、セーフドメイン・セーフアドレスの機能は無視され、全て迷惑メールとして処理されます。
「SPAMと判別するSCORE」
受信メールはサーバーで自動的にSPAMチェックを行い、
受信した各メールごとにSPAM SCORE(点数)が付与されます。
ここで設定した数値以上のSCOREのメールをSPAMと判別し、SPAMメールの処理を行います。

- 入力値:1.0?100までで選択
- 20までは0.1刻み、20以降は1刻みで100まで
- SPAMと判別したメールのタイトルの先頭には***SPAM***が付与されます。
- ここの数値を小さく設定すればするほど、多くのメールがSPAMと判別されますので設定には十分ご注意ください。
- 最初は10.0前後の数字で、SPAM判別の状況を見ながら少しずつ変更していただくことを推奨します。
「拒否アドレス」
差出人のメールアドレスが「拒否アドレス」に該当したメールは
SPAM SCOREの数値に関わらず全てSPAMと判別し、「SPAMメールの処理」を行います。

入力例: |
meiwaku-mail@spam-domain.jp
meiwaku@*
|
- 1つのアドレスごとに改行、もしくはコンマ(,)で区切ってください。
- ワイルドカード(*)が使用できます。
拒否アドレス例
- 1)「meiwaku-mail@spam-domain.jp」が差出人のメールをSPAM処理する。
- meiwaku-mail@spam-domain.jp
- 2)「meiwaku@○○○.○○○」というような、@の前がmeiwakuから来たメールを全てSPAM処理する。
- meiwaku@*
「拒否ドメイン」
差出人のメールアドレスが「拒否ドメイン」に該当したメールは
SPAM SCOREの数値に関わらず全てSPAMと判別し、「SPAMメールの処理」を行います。

入力例: |
spam-domain.jp
abc.spam-domain.jp
*.spam-domain.jp
|
- 1つのドメインごとに改行、もしくはコンマ(,)で区切ってください。
- ワイルドカード(*)が使用できます。
拒否ドメイン例
- 1)「○○○@spam-domain.jp」をSPAM処理。
- spam-domain.jp
- 2)「○○○@abc.spam-domain.jp」をSPAM処理。
- abc.spam-domain.jp
- 3)「○○○@△△△.spam-domain.jp」というサブドメイン.spam-domain.jpからのメールをSPAM処理。
- *.spam-domain.jp
「セーフアドレス」
差出人アドレスがセーフアドレスに該当したメールはSPAM SCOREの数値に関わらず
全て安全なメールと判別し、「SPAMメールの処理から除外」します。

入力例: |
mail@domain-name.jp
mail@*
|
- 1つのアドレスごとに改行、もしくはコンマ(,)で区切ってください。
- ワイルドカード(*)が使用できます。
セーフアドレス例
- 1)「mail@domain-name.jp」が差出人のメールをSPAM処理から除外。
- mail@domain-name.jp
- 2)「mail@○○○.○○○」と、@の前がmailの差出人のメールを全てSPAM処理から除外。
- mail@*
「セーフドメイン」
差出人アドレスがセーフドメインに該当したメールはSPAM SCOREの数値に関わらず
全て安全なメールと判別し、「SPAMメールの処理から除外」します。

入力例: |
domain-name.jp
abc.domain-name.jp
*.domain-name.jp
|
セーフドメイン例
- 1)「○○○@domain-name.jp」を全てSPAM処理から除外。
- domain-name.jp
- 2)「○○○@abc.domain-name.jp」をSPAM処理から除外。
- abc.domain-name.jp
- 3)「○○○@△△△.domain-name.jp」というサブドメイン.domain-name.jpからのメールを全てSPAM処理から除外。
- *.domain-name.jp
「SPAMメールの処理」
上記までの設定で、「SPAMメール」であると判断されたメールを処理します。

項目 |
処理方法 |
1)通常のメールフォルダで受信 |
通常通り、受信を行います。ただし、SPAMと判別されたメールのタイトル先頭には***SPAM***が付与されて受信します。 |
2)削除する |
SPAMメールはすぐにサーバーから削除されます。SPAMメール設定によっては必要なメールもSPAM判別されてしまう場合もありますので「削除する」を選択する場合はご注意ください。
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3)ごみ箱(Trash)に移動 |
SPAMと判別されたメールのタイトル先頭には***SPAM***が付与された上で、サーバー上の「ごみ箱」のフォルダに移動します。
サーバー上には残る形となり、その分の容量が無駄になりますので、定期的にWEBメールやメールソフトでのIMAP形式の受信でサーバー側のごみ箱内のメールを削除してください。
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4)SPAMフォルダに移動 |
SPAMと判別されたメールのタイトル先頭には***SPAM***が付与された上で、サーバー上の「SPAMフォルダ」に移動します。
サーバー上には残る形となり、その分の容量が無駄になりますので、定期的にWEBメールやメールソフトでのIMAP形式の受信でサーバー側の「SPAMフォルダ」内のメールを削除してください。
|
- ユーザーアカウント作成時はデフォルトでSPAM SCOREは「15」SPAMメールの処理は「4)SPAMフォルダに移動」に設定されています。
- 「2)削除する」を選択し、削除されたメールは復旧できません。長期間の運用のテスト後に「2)削除する」を選択ください。
- 通常はメールソフトでメールを使用している場合でも定期的にウェブメールにログインしてフォルダ内のメールの状態の確認や、必要に応じてSPAM設定の変更、不要なSPAMメールの削除を行ってください。